陶子のブログ
別れの岐路に立つあなたへ|最後だからこそ「最高の自分」を選び取る決断を
今、愛する人の心が自分から離れていくのを肌で感じ、
どうにかして引き留めたいと焦りや悲しみの中で
息を潜めている方がいらっしゃるかもしれません。
どんなに言葉を尽くしても相手の態度は冷たく、
とりつく島もない。
すがるのは無駄だと頭ではわかっていても、
心はどうしても諦めきれない。
そんな「もう後がない」と感じる絶望の淵にいる方に、
今日は少しだけ立ち止まって、読んで頂ければと思います。
別れの予感を前にしたとき、
人は無意識に極端な行動に出てしまいがちです。
一つは、感情をむき出しにして相手を責め立て、
修復不可能な決定的な破局を迎えてしまうこと。
そしてもう一つは、相手の顔色をうかがい、
自分を完全に殺して最後まで「相手の軸」に合わせてしまうことです。
これまでずっと、相手に嫌われたくない一心で本音を飲み込み、
相手の機嫌やペースに自分の軸を明け渡してきた方もいるでしょう。
「自分が我慢さえすれば、関係はうまくいく」
「波風を立てないことこそが愛だ」と、
自分の意思を殺し続けることで
必死に関係を繋ぎ止めようとしてきた 孤独な努力は、
本当に苦しかったと思います。
ですが、相手に自分の人生のハンドルを委ね、
本来の自分を偽ってまで相手に合わせてきた結果が、
もし今の「別れの危機」なのだとしたら。
それはもう、 そのやり方を手放して、
「あなた自身の心を取り戻す時が来た」 という
大切なサインです。
自分を押し殺したまま、
最後まで相手の軸に合わせて別れを迎えてしまうと、
心に残るのは
「あそこまで自分を犠牲にして尽くしたのにダメだった」
という深い虚無感、
「もし本来の自分で接していたら、結果は違ったかもしれない」
という強烈な後悔です。
自分の意思がない終わりを迎えた方は
別れた後もずっと相手の幻影に縛り付けられ、
次の新しい恋愛へと前を向くための重い枷となってしまいます。
ご本人はそれを相手への未練、
復縁したいと思い詰めていらっしゃっても、
その苦しみの本質は、相手を失ったこと以上に、
相手に明け渡してしまった「本来の自分自身」を、
復縁という形でもう一度取り戻そうとしている ケースが
とても多いのです。
そうした数々のご相談に向き合ってきた中で
私が一番大事だと感じてきたことは、
『相手に明け渡していた軸から自らの足で立ち上がり、
もう一度「自分の意思」を中心に据え直すこと』です。
最後は、「あなた自身のため」に違う道を選んでみませんか?
それは
「最後に言いたいことをぶちまけてスッキリする」という
感情の衝突ではありません。
どう転ぼうとも、
今後のあなた自身の人生に禍根を残さないため、
自分の意志で、自分の軸で、
相手との最後の時間を大切に慈しむという選択です。
昔、私の友人がまさにこの絶望の淵に立たされていました。
相手の気持ちは完全に冷め切り、何を言っても響かない状態。
彼女自身も、もう修復は不可能だと悟っていました。
その時私は、私自身が過去に交際相手の態度によって
大きく心が揺さぶられ、 関係性が変わった経験を話し、
彼女に
どうせ最後と思うなら腹括って思いっきり最高の自分を見せる提案をしました。
友人は、なんとか相手との最後のデートの約束を取り付けました。
当日、彼女は一切泣きませんでした。
まるで別れ話なんて二人の間にないかのように振る舞い、
「今日は最後の時間をくれて本当にありがとう」と、
心からの思いっきりの笑顔を向け、
その時間を誰よりも楽しみました。
彼女が決めていた心は、相手の中に
「最高に楽しくて美しい思い出」だけを残してやろうという、
彼女の覚悟でした。
「最後は自分の意思で思いきり笑えたから、もう前を向ける」と
彼女が晴れやかな気持ちで新しい一歩を踏み出そうとしていた矢先、
あんなに冷め切っていた相手の方から
「やっぱり色々考えたけどもう一度やり直したい」と連絡が来たのです。
人は、執着を手放し、
自立して凛と輝く姿を見せられたとき、
初めて自分が手放そうとしているものの
大きさに気づくのかもしれません。
このケースとは違い、
もしあなたがこれまで相手の理不尽な言動や不誠実な扱いに耐え、
傷つきながらも交際を続けてきたのだとしたら。
最後だからといって、無理に綺麗な思い出を作ったり、
笑顔を向けたりする必要は全くありません。
そのような方にとっての「最高の自分」とは、
相手の理不尽に対して凛として立ち上がり、
最後は自分の意思を貫く姿です。
相手に理解させようと感情をぶつけるのではなく、
「私はこれ以上、こういう扱いは受け入れない」
「私は私の尊厳を守る」と、 静かに、
しかし毅然とした態度で境界線を引くこと。
この毅然とした姿勢を貫くことは、
これからのあなたの人生を根底から変える
強力な自分への宣言になります。
「私を雑に扱うことは、もう私自身が許さない」
という、 自分への約束です。
一番辛く心が揺れる別れの土壇場で逃げずに、
自分の尊厳を守り抜けたという事実は、
この先の人生であなたが迷いそうになったとき、
何度でもあなたを力強く支える力になっていきます。
そして今後の 自己犠牲を強いる恋愛の連鎖を
断ち切ることにも密接に繋がります。
そのあなたが次に出会うのは、
あなたが自分自身を大切に守り抜いたのと同じだけの深さで、
あなたを心から尊重し、愛してくれる対等な世界です。
思いっきりの笑顔で感謝を置いていくにせよ、
毅然とした態度で自分の意思を貫くにせよ、
そこに共通しているのは
「相手がどう思うか」ではなく、
「自分がどう在りたいかで最後の行動を選び取った」
という事実です。
もし今、あなたがもう後がない岐路に立たされているのなら。
最後に相手に会う日、
あるいは最後に言葉を交わす瞬間に、
あなた自身が心から納得できる
「あなたらしい最高の姿」を
是非体現して頂きたいと思います。
やりきったと思えるその確固たる思いは、
この先 あなたの心を救い、
その後の人生を照らす自信へと変わっていきます。
どうか後悔のない、
あなたらしい最高の結末を
自分自身の手で選んで頂きたいと思います。
あなたが選んだ決断と勇気を、心から応援しています。
