ページの先頭です。

陶子のブログ

機能不全家庭が恋愛に及ぼす影響とは? 苦しい恋を繰り返してしまうあなたへ

機能不全家庭が恋愛に及ぼす影響とは? 苦しい恋を繰り返してしまうあなたへ

本日は、機能不全家庭で育ち、その影響が今の恋愛に影を落としている…と感じていらっしゃる方(または、パートナーがそうであり、理解できず悩まれている方)へ向けて書かせていただきます。

これは過去のご相談の中でも、特に根深いテーマです。
様々な場所で相談して一時的な解決策をもらっても、またすぐに似た問題を繰り返してしまう…。 
そうやって、パートナーと上手く関係が築けずに悩み続けている方が、実は非常に多いのです。



「どうして私は、恋愛になるとこんなに苦しくなるんだろう」

「相手の顔色ばかり伺って、また自分を押し殺してしまった」

もし今、あなたがそんな孤独な問いを抱えているのなら。
どうかこのブログを読んでいる少しの間だけ、肩の荷物を下ろして頂ければと思います。

かつて、あなたと同じように「出口のないトンネル」で泣いていた一人の人間として
今日はお伝えしたいことがあります。


1. 「家族」という名の戦場を生き抜いてきたあなたへ

あなたが今、恋愛で感じている生きづらさ。
それはあなたの性格が弱いからでも、あなたに愛される価値がないからでもありません。

その原因は、あなたが育ってきた環境で生き抜くために、幼いあなたが身につけざるを得なかった
「悲しい生存戦略」の名残りです。


私自身の話を少しだけさせてください。

私の育った家庭に、世間一般でいう「温かい家族の団らん」はありませんでした。

両親は不仲で、家の中は常に張り詰めた空気。
父は私の意見など聞かず一方的に怒鳴り散らし、母はその時の機嫌次第で、私に手を上げたり暴言を吐いたりしました。

かつての私は、親の自己顕示欲を満たすための「道具」であり、サンドバッグでした。

「親の機嫌を損ねたら、生きていけない」
「空気を読んで、大人の顔をしていないと、居場所がない」

そんな環境で自分の感情を心の奥底に押し殺し、ただただ嵐が過ぎ去るのを待つ。
それが、私の子供時代でした。
そして私は、そんな家から逃げるように、早々に独立するしか道がありませんでした。



2. 大人になっても消えない「見捨てられ不安」

そんな風に「ありのままの自分」を許されなかった思いを抱えたまま、大人になって恋愛をするとどうなるか。

無意識のうちに「愛=我慢と恐怖」という図式を再現してしまいます。
わたし自身そんな繰り返しの渦中にいました。


例えば、こんなことはありませんか?

* パートナーの不機嫌は「自分のせい」だと思い込み、何も悪くないのに謝ってしまう。
* 嫌われるのが怖くて、言いたいことを飲み込んだり、応えたくない要求を飲んでしまう。
* 大切にしてくれない相手ばかりを選んでしまい、尽くすことで自分の価値を感じようとする。

そして逆に、「愛されることへの恐怖」も。

* 自分をより知ろうとしてくる相手に対しては、急に全てが嫌になり、何もかも投げ出してしまいたくなる。
* 自分でも理解できないレベルで心が情緒不安定になり、関係を自ら壊そうとしてしまう。

こちらの心理は皆様一様に言語化が非常難しい部分でもありました。
私自身でも長いこと理由が分からず悩みました。

また、パートナーがこの心理状態にある場合、受け止める側にとっては到底理解ができず、深刻な悩みになります。(自戒を込めて)

家庭内での
• 笑っていたら「うるさい!」と怒鳴られた。
• 優しかった親が、数分後には豹変して暴れた。
などの経験。
一見穏やかそうに見えても、またすぐに豹変する。
そんな空気の繰り返しの環境が与える影響です。

このように、「安心」の直後に「恐怖」がセットでやってくる経験を繰り返すと、パートナーとの穏やかな時間を感じると漠然とした不安に駆られ落ち着かなくなる心理です。
経験がない幸せは「不安な状態」という感覚です。
何が気に入らないのか自分でも分からない。
そうなると徐々に自分自身に追い詰められた気持ちになり「居心地の悪さ」が限界に達し、自ら意味がわからない感情故、全てを放り出したくなってしまう。

不安な状態 = 苦しいけれど、勝手がわかっていて落ち着く
幸せな状態 = 未知の世界で、ソワソワして居心地が悪い
といった感覚でしょうか、

故に自分で壊す分には、痛みのタイミングも大きさも「自分でコントロールできる」という自分の心を守るための悲しい自衛手段と感じます。


恥ずかしながら、私自身も振り返ればキリがありません。
相手を振り回し、傷つけてしまったことも多々ありました。

過酷な家庭環境で、自己肯定感のない自らの心を守るために身につけた「鎧(よろい)」だったのです。



3. 穏やかな愛を知るまで

私は大人になってからも長い間苦しみました。
拭えない孤独感と自己肯定感は底をつき、どこにいても「自分の居場所がない」という感覚が消えない。

友人には恵まれましたが、私と同じような環境で育った人はいなかったので、この染み込んだ孤独を本当の意味で分かち合える人はいませんでした。

「なぜ私はこんなに生きるのが辛いんだろう」

一人で自分の過去と向き合い、親への様々な感情、悲しみ、そして自分への無価値感と対峙するのは、とても辛い作業でした。
痛みを伴う恋愛をするたびに、嫌でもその傷口と向き合わざるを得なかったからです。
それでも「平凡な幸せ」を諦められませんでした。

何度も転びながら、自分の心の声を聞き、「どう生きたいのか」という自分軸を一本ずつ立て直していったとき。
徐々に景色が変わっていきました。

「あんな過去があったけれど、今の私は大丈夫」と、自分を抱きしめられるようになったのです。
そうして初めて、私はパートナーと対等に向き合い、穏やかな関係を築けるようになるスタートラインに立つ事ができました。
今まで散々敏感に空気を読んできた自分が初めてプラスに働く恋愛のスタートです。

相手の想いを直感的に感じ取ったり、背景から来る思いを理解し、
「なぜ?」の部分も冷静に分析できるようになりました。
同時に様々な方から自然と相談を受けるようにもなり、
それはアドバイザーとしても今の私を支えるものにもなっております。

そして似た環境状況の方と併走させて頂く経験もありました。
今は幸せな結婚生活を送られ、最近第一子が誕生され非常に幸せな報告を頂いたばかりです。
当初を振り返ると非常に感慨深く、赤ちゃんと微笑む写真を頂き嬉しくて涙が出ました。


孤独感は辛いものです。
自らの経験上、どんな恋愛の痛みを抱える方も独りにさせたくないと感じます。

心を殺して笑う虚しさや寂しさや
全て投げ出したくなる衝動、
何が原因ともなく突然込み上げる気持ちや、不安で眠れない夜

もしあなたが今、言葉にし難いような辛さを抱えているのなら、是非お話しをお聞かせください。

正解は一つではありませんし、幸せの形も人それぞれです。
だからこそ、絡まった感情を一つずつほどきながら、
あなただけの答えが見つかるまで、一緒に考えさせて頂ければ幸いです。
まずは、あなたのペースでお話を聞かせてください。




本日の内容は少し特殊な内容になってしまいましたが、
「彼、彼女とうまくいかない」「ただ話を聞いてほしい」「誰にも言えないモヤモヤがある」
そんな、あなたの日常の延長にあるお悩みも、引き続き大歓迎です^^
あなたの想いに寄り添わせてください。

皆様の恋路が明るく照らされますように^^