陶子のブログ
回避型男性との恋愛ー辛い時期を乗り越えて深い信頼と愛で結ばれる関係へ〜
「いい感じになったと思ったら、急に距離を取られた」
「少し心を開いてくれたのに、また閉じてしまった」
「私のことが好きなのか、それともそうではないのか分からない」
回避傾向のある人との恋愛では、そんな戸惑いを感じることがあります。
近づけば離れる。
こちらが離れようとすると、また少し近づいてくる。
心を開いてくれたと思ったら、突然シャットダウンする。
その繰り返しに、「どうして?」「私の何がいけないの?」
時には相手の反応に心が凍りつくような瞬間もあり
自分を責めてしまう方も少なくありません。
私自身もそうでした。
私は回避傾向のある男性と付き合い始めた頃、彼との距離感に戸惑い、辛い時期を何度も経験しました。
どれだけ一人で泣いた時間があったか。思い返しても数えられません。
食事もままならなかったこともあります。
「一体この人は何を考えているんだろう」
「遊ばれているのではないか」
「他に親密な女性がいるのではないか」
でも一定そのループを繰り返していると私の視点は少しずつ変わっていきました。
「どうすれば彼に振り向いてもらえるのか」ではなく、
「この人は、なぜこういうふうに人と距離を取るのだろう」
とそこを一番に考えるようになったのです。
相手を変えることではなく、まず相手を知る。
その人が育ってきた背景や、人との関わり方、安心できる距離感まで含めて理解しようとする。
そして、短期間で答えを出すのではなく、長い時間をかけて信頼を積み重ねていきました。
最初は辛かった関係は、いつしかお互い唯一無二の存在となり気づけば約10年一緒にいる関係へ。
そしてそんな彼から、
「こんなに心から信頼し合って、深い絆でつながった関係は人生で初めて、(私が)いない世界が想像できない。ずっと一緒だからね」
そんな言葉が出てくるようになり、会うたびに「ずっと一緒だからね」と彼の方が愛情確認を求めるまでになったのです。
付き合い始めた頃の彼からは、想像を絶する言葉です。
長い間彼と向き合い、自分とも向き合い、そして今までご相談も頂き
回避傾向のある人との恋愛は、短期間の恋愛テクニックだけではとても語れるものではないと強く思っています。
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⭐︎ 回避傾向がある人は、「愛情がない人」ではない
「回避型」と聞くと、「人を愛せない」「恋愛に興味がない」「冷たい人」
そんなイメージを持つ方もいるかもしれません。
もちろん、人によって性格も背景も違います。
ただ、私がこれまで向き合ってきた中で感じているのは、回避傾向のある人の中には、人とのつながりを渇望しながらも、親密になることに何より怖さを感じる人がいるということです。
近づきたい。
でも、近づくのが怖い。
心を開きたい。
でも、自分の内側に深く入られるのは怖い。
開き方もわからない。
誰かを大切にしたい。
でも、傷つくことは避けたい。
そんな相反する気持ちを抱えていることがあります。
だから、親密になりそうになると距離を取る。
それは必ずしも、あなたが嫌いだからということではありません。
その人にとっては、これまでの人生の中で身につけてきた、自分を守るための距離の取り方なのかもしれません。
幼少期の家庭環境や、これまでの人間関係、傷ついた経験などが、人との距離感に大きく影響しているパターンが多々あります。
ただし、「家庭環境がこうだったから必ず回避型になる」という単純なものではありません。
大切なのは、ラベルで相手を判断することではなく、
「この人は、なぜこういう関わり方をするのだろう」と、その人自身を見ることです。
因みに私のケースは家庭環境から人間関係多岐に至り全ての背景が含まれていました。
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⭐︎心を開いてくれたときほど、踏み込みすぎない
ここは、私自身が彼と関係を築いてきた中で、特に強く感じたことです。
回避傾向のある人が、ふと自分のことを話してくれることがあります。
過去のこと。
家族のこと。
辛かった経験。
弱さや悩み。
普段は人に見せない部分。
ほんの少しだけ、自分の内側を見せてくれる。
こちらとしては、とても嬉しいですよね。「やっと心を開いてくれた!」そう感じるからです。
だからつい、
「もっと話してほしい」「何でも話していいよ」
「私は全部受け止めるから」「私があなたを支えるから」
と言いたくなる。
でも、ここがとても重要です。
回避傾向のある人にとって、この言葉が逆効果になることがあります。
私自身の経験でも、そしてこれまで回避傾向のある方の恋愛相談に向き合ってきた中でも、特に強く感じるのが、
「もっと話して」
といった内容の言葉への抵抗です。
言う側には、もちろん優しさしかありません。
「あなたのことをもっと知りたい」
「あなたの味方になりたい」
「どんなことでも受け止めたい」
そんな気持ちから出る言葉です。
けれど、受け取る側には、
「もっと自分の内側を見せなければいけないの?」
「ここから、もっと踏み込まれるの?」
「この人に深く入り込まれてしまう」
というプレッシャーとして伝わってしまうことがあります。
打ち明けようと高い壁を感じ乗り越えて話したわけでもない。
相手に自然と打ち明けたくなったから話してもいいかなと打ち明けている。
そこに相手が過度に反応することで瞬時に回避型のブレーキが反応するのです。
そして、途端にシャットダウンする。
さっきまで話していたのに、急に口数が減る。連絡が少なくなる。距離を取る。
こちらからすると、
「せっかく心を開いてくれたのに、どうして?」
となります。
でも相手からすると、
「少し開きすぎた。ここで一度、自分の中に戻ろう」という反応とも取れます。
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⭐︎「話してくれてありがとう」さえ、言わなくていいことがある
ここは、少し意外に感じる方もいるかもしれません。
一般的には、相手が辛い話をしてくれたら、
「話してくれてありがとう」と伝えるのは、とても温かい言葉ですよね。
もちろん、それが悪いわけではありません。
ただ、回避傾向のある人との関係では、それさえも相手によってはプレッシャーになることがあります。
なぜなら「自分が心を開いたことを見られた」「心を開いたことに反応された」
と感じることがあるからです。
本人にとっては、勇気を出してほんの少し見せた心の内側。
そこに大きく反応されることで、
「もっと話すことを期待されているのかな」「またこの話を聞かれるのかな」
と、無意識に身構えてしまうことがあります。
自分の内面、心に過度に期待されることを避けようとします。
そういうときこそ、言葉を足しすぎないことが大切です。
たとえば、
「そうだったんだね」
「辛かったね」
「そう感じていたんだね」
そんなふうに、その人が話した感情の隣に静かに寄り添う。
何かを解決しようとしない。励まそうとしない。
「私があなたを理解してあげる」と示そうともしない。
ただ隣にいて寄り添う、それだけで十分なことがあります。
そして、そこで終わっていい。
もっと聞きたくても、聞かない。
質問したくても、質問しない。
相手が自分から続きを話したくなったとき、そのときに聞けばいい。
私は、この「余白」がとても大切だと思っています。
相手のありのままにそっと寄り添うことです。
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⭐︎ 心を開くことにも、その人のペースがある
回避傾向のある人にとって、親密になることは「嬉しい」だけではありません。
近づきたい気持ちと、近づくことへの怖さ。
理解してほしい気持ちと、自分の内側には入ってほしくない気持ち。
その両方が存在することがあります。
だから、少し近づく。少し心を開く。
↓
怖くなる。
↓
少し距離を取る。
↓
安心すると、また近づく。
そんな揺れが起こることがあります。
こちらからすると、「せっかく話してくれたのに」「また振り出しに戻った」と思ってしまいます。
でも、その人にとっては、
「ここまでなら大丈夫だった。でも、これ以上はまだ怖い」
だからこそ、こちらが先回りして心の距離を縮めない。相手が一歩進んだら、こちらも一歩だけ。
あるいは、その場に留まる。
相手が自分から近づいてくる余白を残しておく。
それが、回避型の関係の中では大切です。
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⭐︎「待つ」のではなく、信頼を積み重ねる
回避傾向のある人との恋愛では、短期的な反応だけで判断しないことが何より大切だと思っています。
ただし、「何年でも我慢して待ちましょう」という意味ではありません。
大切なのは、ただ待つことではなく、安心と信頼を、時間をかけて積み重ねていくこと。
無理に踏み込まない。相手が話したことを否定しない。約束を守る。
相手のペースを尊重する。距離を取ったときに、すぐ追いかけない。
そして、また戻ってきたときには、自然に接する。
そんな小さな経験が積み重なることで、
この人は、無理に自分の中に入ってこない、自分のペースを尊重してくれる、
この人なら、自分を見せても大丈夫かもしれない
という安心につながっていきます。
『大きな愛情表現よりも、何度も繰り返される小さな安心の積み重ね』
私は、それが深い信頼と愛情につながることを彼との時間の中で心から実感しました。
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⭐︎「一体なんだったの?」と思うほど、人は変わることがある
付き合い始めの彼と、今の彼を比べると、「一体、あの頃は何だったのだろう」
と思うほど変化しました。
最初にお伝えしたようにもちろん、最初の頃は辛い時期の連続でした。
彼の距離の取り方が理解できず、私自身も悩みました。
彼を変えようとするよりも、「この人は、どんな人なんだろう」
彼を知ることに全力を傾けました。
彼は何を怖いと感じるのか。
どんなときに安心するのか。
どんな距離感なら自然でいられるのか。
言葉だけではなく、その背景や、人との関わり方まで含めて知ろうとしました。
そして、短期的な変化を求めるのではなく、長い時間の中で信頼を積み重ねていきました。
その結果非常に長く深い絆で結ばれた関係になりました。
「こんなに心から信頼し合って、深い絆でつながった関係は生まれて初めてだ」
と話してくれました。
その言葉を聞いたとき、私は改めて思いました。
人は、安心できる関係の中で変わっていくことがある。
そして彼には、深い信頼が生まれたからこそ見せてくれる、非常に深い愛情がありました。
回避傾向があるから愛情が薄いのではない。
私の経験では、心から信頼できる絆が生まれたとき、むしろその相手をとても大切にする一面を持つ人もいます。
ただ、その関係に至るまでには、その人なりの時間と過程が必要だということです。
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⭐︎自分を犠牲にして待つ必要はない
ここは、どうしても伝えておきたいことです。
相手のペースを尊重することと、自分を我慢させ続けることは違います。
「彼は回避型だから仕方ない」
と、自分の寂しさや不安を全部飲み込む必要はありません。
相手を理解しようとする。それと同じくらい、自分の感情にも向き合う。
「彼は今どう感じているんだろう」だけではなく、
「私は今、どう感じているんだろう」と、自分にも問いかける。
寂しいなら、寂しい。
会いたいなら、会いたい。
不安なら、不安。
その気持ちまで否定する必要はありません。
相手には相手のペースがある。そして、私には私の心がある。その両方を大切にすること。
それが、長く続く関係には必要なのだと思います。
辛さに息苦しくなる時間も度々訪れます。
そんな時は気持ちを吐き出し改めて今の立ち位置や思考を整理することも大切です。
そして自分を甘やかすことも忘れないでください。
誰もが乗り越えらる恋愛とも違うと私は感じています。
辛い時間を伴う一筋縄ではいかない恋愛だからです。
人によっては非常に長い時間がかかる方もいらっしゃいます。
回避傾向のある人との恋愛は、最初は辛い時期の連続です。
まず相手を知ることから始めなければならないからです。
そして相手を知るその過程で自分の感情の本質を知ることにもなります。
なので限界だと感じた時は引いていいのです。
自分の人生や将来設計を優先に考えていいのだということは忘れないでください。
あなたの大切な人生です。
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⭐︎恋愛は「追うか、待つか」の二択ではない
回避傾向のある人との恋愛で悩むと、
「追うべき?」「待つべき?」「もう諦めるべき?」
と考えてしまいます。そういったご相談から入られる方も少なくありません。
でも、本当に大切なのは、その二択ではないと感じます。
まず、相手を知ること。
その人の背景を知り、どんなときに安心し、どんなときに距離を取りたくなるのかを知ること。
そして、相手が心を開いてくれたときには、無理にその扉を大きく開こうとしないこと。
「もっと話して」と言わない。
「私が全部支える」と言わない。
時には「話してくれてありがとう」とさえ言葉にせず、
「そうだったんだね」「辛かったね」と、その人の気持ちの隣に静かにいる。
そして、自分の心も置き去りにしない。
私は恋愛相談でも、
「回避型だから、こうすればいい」と型にはめることはしたくありません。
その人はどんな人なのか。どんな背景を持っているのか。
二人の間には何が起きているのか。そして、あなた自身は本当は何を感じているのか。
そこを一緒に丁寧に見ていきたいと思っています。
私が一番大切にしているのは相談してくださった方の心を一番に守ることです。
あなたが本当に必要としているのは、相手を振り向かせるための方法でしょうか。
それとも、彼という人を理解し、二人にとって無理のない関係をゆっくり築いていくことなのでしょうか。まず自分と向きあい自分を知ることが大切です。
恋愛は相手の感情ありきです。自分だけではどうにもできません。
答えを急がず、その人の背景と、二人の関係性を丁寧に見ながら、一緒に整理していくことを私は大切にしています。そしてご自身の心を守ることです。
「相手がわからない」というところからでも大丈夫です。
お気持ちを吐き出すことも整理につながります。
あなたらしい幸せを一緒に見つけられたらと思っております。
