陶子のブログ
不倫の苦しい綱引きを終わらせる〜追われる女性へと変わる最初の一歩
不倫関係で苦しくなると、彼が変わってくれればと望んでしまいがちですが、他人の行動はコントロールできるものではありません。
だからこそ、彼をどう変えるかよりも、私はどんな関係なら幸せを感じられるのかをご自身の中で決めていくことが、自分を大切にする一歩になるのだと思います。
苦しい時、頭では分かっていても、少しでも彼から意識を離したらそのまま彼が永遠に遠ざかってしまう気がして怖くてたまらないのが、痛いほどのご本音ではないでしょうか。
嫉妬も不安もドロドロとした感情もすべて彼にぶつけてしまわなければ自分が壊れてしまいそうになる。
それが、先が見えない関係の中で必死に愛をつなぎとめようとする女性の、綺麗事ではないリアルな現実だと私は感じています。
どうか、そんなご自身を重い女だと責めないでください。
それほどまでに彼を愛し、真剣に向き合おうとしている証拠なのですから。
私自身もかつて、彼を失う恐怖から抜け出せず、もがき苦しんだ時期がありました。
不安で押し潰されそうで、食事も喉を通らず、眠れない日も。
私はこの先どうなってしまうのだろうと途方に暮れた日々も経験しました。
そんな自分が心底嫌になり、ある時自分の中にある執着とも似た感情を思い切って手放してみました。
自分の痛みばかりに目を向けるのではなく、「彼には彼の立場があり、彼なりの思いや苦悩があるのではないか」と、初めて相手の心に寄り添おうと視点を変えてみたのです。
当時は「彼のため」というより、相手の顔色をうかがい、疲弊しきっている自分自身に限界を感じたというのが正直なところでした。
まず小さなことから始めてみました。
それまでは彼から会える日を提示されたら、自分の予定をキャンセルしてでもすべて彼に会うことを優先していましたが、それを思い切ってやめてみたのです。
勿論、猛烈に不安でした。
「この一回を断ったら、心が離れてしまうのではないか」「他の女性のところへ行ってしまうのではないか」。
今振り返ればありえないのですが、心に余裕がない状態だと、こうした不安がまるで現実であるかのように自分を支配してしまうものです。
でも、その妄想と思い込みに飲み込まれる日々から脱却すべく、「それで他に行かれたり冷められたりするような関係なら、それまでだ。そんな男性なら、こちらから願い下げだ!」と腹を括ることにしました。まさに自分自身の勝手な妄想との孤独な戦いです。(笑)
彼に自分の全ての感情と予定を委ねていては、このままでは自分自身を失い壊れてしまうという危機感のがあったからです。
そして、彼と一緒にいる時間は、ただ純粋に楽しむことに集中しました。
逆の立場で想像してみたのです。
自分の感情を丸投げしてくる相手や、どこか沈んだ雰囲気の相手とのデートを心から楽しいと思えるでしょうか。
だからこそ、今一緒に会える時間を精一杯楽しみ、一緒にいられることへの感謝を言葉にして伝える。
その一方で、自分の予定や人生も大切にする。
そう決めて接し始めてからも、正直なところ暫くは怖かったです。
でも、常に不安定で眠れない自分も同じくらい辛かった。
同じ苦しい二択なら、自分にとって少しでもプラス要素がある方を選んでみようと踏み出したのです。
結果的に、私が引く力を緩め、すべてを彼に合わせるのをやめたことで、彼の中に初めて「心の余白」が生まれたように見受けられました。
無理に物分かりのいいふりをするのではなく、一人の女性として自分の人生を歩み、彼の事情も思いやれるようになった時。
気がつけば彼が歩み寄り、いつの間にか「追う側」と「追われる側」の立場が完全に逆転していたのです。
重圧から解放された彼は、自らの意思で私との深い絆を求め、育てようとしてくれるようになりました。
後から実感したことは、男性にとって「自分の置かれた状況や弱さを、ジャッジせずに理解しようとしてくれる女性」は、何よりも手放したくない安心基地になるからだということです。
重圧が消え深い理解を示されたとき、男性は初めて防衛本能を下ろし、純粋な愛情をもってその女性を大切にしようと動き始める傾向があるようです。
これまでのご相談を伺っていても、この法則は共通していると感じます。
もちろん、これまで強く握りしめていた手をいきなり離すのは、とても勇気のいることです。
一人で抱えきれないほどの重たい感情が溢れそうなときは、無理に心の奥に押し込めようとしなくて大丈夫です。
まずは彼にそのままぶつけて後悔してしまう前に、まずはその思いを吐き出し、「一呼吸」置くこと。
この一呼吸は何より大切です。
「一呼吸あれば、あんなLINEを送らなかったのに」と後悔し、その自己嫌悪でさらに不安定になってしまう方も多くいらっしゃいます。
冷静になれない自分を守るための「避難場所」や対策を用意しておくことも、いい関係を築いていくためには不可欠です。
例えばどうしてもこの今のどうしようもない感情を彼にラインでぶつけたい!という抑え難い衝動に駆られた時は、ラインのメモ機能を使ってみるのも有効です。彼に送っているつもりの擬似ラインです。
この方法をご提案させて頂き、実際試された方が過去にいらっしゃいました。
どんな気持ちの変化があったか、その後にわたっても共に併走させて頂きました。
彼に送りたいラインをメモに送ってみる。→一度コーヒー飲んで一息ついてみる。
彼に送るつもりだったメモラインを読み返してみる→修正したい部分が出て来たので修正しまたメモに送ってみる→修正に修正を繰り返しているうちに彼に送る熱が少し収まる(自分の感情を無意識にメモに向けて吐き出している状態です)→当初あんなに送る気満々だった気持ちが落ち着く→その日は送ることをやめようと思えた→翌日読み返してみる→送ろうとしていた自分に引く感情→彼からおはようと普通にラインがきた→「あのラインを送っていたらこのおはようもなかったかもしれない、少しモヤモヤは残っているけれど、送らなくて本当によかった・・」
このように一度この思いをご自身で実感されたことで、今までありもしない妄想に駆られ不安定になった感情をぶつけ自爆後後悔し、更には彼から明日は連絡くるのだろうかという新たな不安が生まれ、その返信によっては距離を取られているように感じ更に不安定になる。。
このループから抜け出す事に成功しました。
一呼吸おくことで現実と妄想、自分の爆発した感情をコントロールできる術を見つけたこと、実感したことで今までより冷静に捉えることがようになる一例です。
その後その方は自然と彼からのラインが増えていきました。
そうすると安心でき今までの不安定さが薄まっていきデートの時も今まで切羽詰まってやっと会えた!とまるで彼を待ち構えてかじりついていたような気持ち(後からご自身をそのように表現されていらっしゃいました笑)に余裕が生まれ純粋にデートを楽しめるようになりました。
彼もその雰囲気を感じたのでしょう、以前はなかった彼からのアクション(いつも彼女の方からいつ会える?とせかしていた)が増え、結果その方は安定された関係を築くことができました。
これは一呼吸がどれだけ大事かの一例です。
合った方法は人それぞれ違います。
自分の感情を自分でコントロールする方法を見つける。
これだけでその後の関係性も違ってくるという一つの例を挙げさせて頂きました。
どんなにドロドロとしたお気持ちでも、決して否定されるべきものではありません。
ご自身の心に少しの余裕を取り戻し、彼との間に本当に望む絆をどう育てていくのか。
ご自身の足で立ち、納得できる答えをゆっくりと見つけていけるよういつでも応援しております。
必要だと感じたときは、いつでもその重たいお荷物を下ろしにいらしてくださいね。
