陶子のブログ
不倫の執着と強要が彼の心を遠ざけてしまう理由
これまでどれほど多くの涙を流し、
誰にも言えない苦しみを一人で抱え込んでこられたでしょうか。
「本当はもっと一緒にいたい」
「こんなに辛いなら、いっそ諦められたらいいのに」
そう思いながらも、自分の気持ちをギュッと押し殺し、
我慢を続けてこられたのだと思います。
ですが、不倫という切なく不安定な関係性においては、
この一途な思いが、少しずつ悲しい形へと変化してしまうことも少なくありません。
砂浜で、綺麗な砂を手にすくったとき。
「この砂を絶対に失いたくない!」と強く手に力を込めて握りしめると、
砂は指の間からサラサラとこぼれ落ちてしまいます。
そっと優しく手を添えるように包んでいるときが、
一番長く手の中に留まってくれますよね。
恋愛における「執着」もこれと全く同じです。
最初は「ただ彼の声が聞きたい」「少しでも繋がっていたい」という
純粋な愛おしさだったはずです。
けれど、先が見えない不安や寂しさが限界を超えると、
心の中にこんな恐れが芽生え始めるのではないでしょうか。
「この関係が終わったら、私の人生には何も残らないんじゃないか」
「彼には帰る場所があるのに、私だけが孤独になるなんて耐えられない」
この「失う恐怖」が大きくなると、知らず知らずのうちに、
彼に届ける言葉が「愛」から「愛されたい一心での強要」へと
変わってしまうこともあります。
「なんで連絡してくれないの?」
「私はこんなに苦しんでいるのに……」
このとき、あなたの視線は「彼」を見ているようで、
「満たされない自分の不安」だけを見つめてしまっています。
そして、その心の穴を埋めるために、
彼を自分の思うように動かしたくなってしまう。
ただ、もしあなたが「彼に選ばれる存在になりたい」と心から望むのであれば、
一つだけ知っておいてほしい大切なことがあります。
それは、「お願いだから私を選んで」と乞うたり、
彼を問い詰めたりしても、男性の決断の心は動かないということです。
男性が「この人しかいない」と心から感じるのは、
自分をコントロールしようとする女性ではありません。
「この人といると心が満たされる」
「この人を絶対に手放したくない、手放せない」
と、自ら確信したときだけです。
執着という目に見えない重圧に心が縛られているとき、
あなたが本来持っている優しさや柔らかい魅力は
不安の影に隠れてしまっています。
それはとても勿体ないことです。
これまで数々の切実なお悩みと向き合って参りましたが、
この苦しい渦中から抜け出し、ご自身の納得のいく幸せを手に入れた方々には、
ある共通点があります。
それは、
「自分の感情を客観視できる」ことです。
自分の心の現在地を知り、
「あ、私は今、不安だから彼を縛ろうとしていたんだな」と気づくだけで、
手に込めていた余計な力が少し抜けていきます。
その心の余白こそが、彼を引き寄せる魅力になります。
苦しみを一人で抱え込んできたあなただからこそ、
これ以上自分を傷つけないでほしいと願っています。
心が追いつかないときは、
ただ今の気持ちをそのまま話してくれるだけで大丈夫です。
あなたが本来持っている優しさと温もりを取り戻し、
あなたらしい穏やかな幸せに向かって歩き出せるよう、
いつでもここでお話を聞かせてくださいね。
