山田ゴメスのブログ
ダイナミックすぎる年齢詐称
ぼくの知人である、とある20代の独身女性から、
[(その彼女が)某マッチングアプリで「29歳・独身/会社経営」というプロフィールの男性とマッチング──その男性を待ち合わせ場所で待っていると、やたら年輩の男性が近づいてきて…。
道でも訪ねられるのかと思いきや、「アプリで約束した◯◯です」と話しかけてくる。
見た目はどう見ても60歳を越えていたので、「29歳って書いてませんでしたっけ?」と尋ねてみると、「老け顔で年より上に見られる」とのこと。顔はしわだらけで、髪の毛も写真より明らかにボリューム少なめだし、おまけにポマードくさかったので、その場でお断りしました。]
…みたいな愚痴を聞かされました。
さて。このエピソード中で、ぼくが注目したい点は三つあります。
まず一つ目は「マッチングアプリって、そんな簡単に30歳以上も年齢詐称ができるんだ」という事実。
そして二つ目! まあ、イマドキは(掲載写真も含めた)そこらへんの情報を自由に改ざんできるユルいアプリもネット上にはウジャウジャ実在するとしましょう。また、仮にそのおじ(い)さんの類まれなる卓越した文章力で「会う約束」までこぎつけたとしましょう。でも、(推定)60すぎの男性が「28歳」と偽ったまま相手と対面できたとして、そのあとはどーするつもりなんでしょう?
どんなに若見えするヒトでも「老け顔で年より上に見られる」で誤魔化せるレベルのギャップではないのでは(笑)!?
ぼくも相当若見えするタイプだったりはするのだけれど、それでもせいぜい「48歳」くらいが関の山…?
「会いさえすればなんとかなる」といった「自信過剰」と紙一重な楽観主義から来るものなのでしょうか?
それとも「会ったときの相手の戸惑いを見て楽しむ」といった趣味の悪い遊びの一種なのか……? いずれにせよ「20代」を期待して来た女性にとっては「無駄足以外&ぶんむくれ」以外の何物でもなく、ここからの巻き返しはほぼ不可能だと言えます。
昨今は、マッチングアプリを利用して、とりあえずはどんな手段を使っても「会う約束」を取り付け、いざ「会ってから」は、すかさず「パパ活しませんか?」と具体的な金額を添えて相手にプレゼンテーションおじ(い)さんがにわか増えてきている…のだそう。
正式な(?)パパ活仲介業者にマージンを抜かれるのを避けてのこと…なんだとか。
ただ、最初に致命的な──しかも会ったら最後、100%必ずバレる嘘をついて、相手を待ち合わせ場所まで引っ張り出したところで…ねぇ?
じつに割の悪い戦略でしかないとぼくは考えてしまうのですがが…いかがでしょう?
あと最後に、三つ目の注目すべき点! 「ポマードくさい」って(笑)! さすがに、イマドキ「ポマード」で髪型セットしている男性なんて…少なくともぼくの周囲にいる同世代にはいませんよ〜。
もしかして、そのヒトって…80代とかだったのでは???