どこまで共感できる？

とある男性友人A氏が飲みの席で

『やっぱり無理…男性が「本命にしたくない」と思った女性の行動』

…として、「知らないうちに男性のテンションを下げてしまう女性の特徴」を語っておりました。とりあえず、その「3つ」とは、以下のとおりであった。

（1）ダイエットを気にしすぎて食べない
（2）無駄に大きいリュックを愛用
（3）いいムードなのにヨレヨレの下着

さて。いかがなものでしょう？　
あくまでA氏の個人的な意見であるため、ある程度は視点や論旨が主観的（＝独りよがり）なぶんには別にかまわない…っていうか、むしろ当然そうなるべき──と、そこらへんを踏まえたうえで、今回の「3つ」に対するぼくの個人的な反論を述べさせていただくなら…

（1）＝わりと共感できる！
（2）＝よくわからない…
（3）＝まったく共感できません

……みたいな風のジャッジでしょうか。

まず（1）の「ダイエットを気にしすぎて食べない」ってのは、たしかにぼくも…そういう女性を「本命」にはしたくありません。
大なり小なり「デート」には「食事」がついて回ってくるもの…表現を変えれば、「食事」が一切絡まない「デート」をプランニングするのは至難の業ゆえ、ましてやぼくは「食べること」が大好きなので、「ダイエット」という御旗をもとに「拒食」を主張された日には、たまったもんじゃありません。
一度や二度ならまだしも、正式なお付き合いをはじめて、定期的なデートが必須となる関係になれば、そのストレスはじわじわと蓄積されていくばかりでしょう。

次に（2）の「無駄に大きなリュックを愛用」ってヤツですが、正直……ぼくはちっとも気になりません。
A氏曰く、

「エレガントな装いにリュック姿というミスマッチ」

…が男心を萎えさせ、

「相手に自分をどうアピールしたいかによって、服装や持ち物を選ぶ発想があってもよいのでは？」

…とのこと。
しかし、かくなるぼくも

「バッグの荷物をいちいち入れ替えるときに忘れ物してしまうのが嫌」

…な、ジャージ姿であってもスーツ姿であっても、なんでもかんでも大きなリュックに詰め込んで練り歩く、

「一つのバックをボロボロになるまでとことん使い尽くす」

…派のノマド人間であるからして、

「スモーカーがカノジョに禁煙を強いる資格はない」

…のと同じ理屈で、シンパシーこそおぼえど、文句なんぞ申せるはずもありません。
けれども、ぼくのような「MYバッグ・ルール」に固執する人間が、はたして全人類の何％を占めるのかを数字で示すこともできない──だから、「よくわからない…」のです。

そして、（3）の「いいムードなのに、ヨレヨレの下着」！　
コイツはゴメス的にどうしても共感できません。
少なくとも、ぼくを含む大半の男性は、「いいムード」になったら最後、相手の下着にまで目が行くほどの余裕なんてありませんから！！　
それがゴージャスであってもヨレヨレであっても

「下着を見せていただけるレベルまで自分を受け入れてくれてくださるか!?」

…という事実だけで、（少なくとも）ぼくは充分に満足できます…たぶん。
そんなくらいのことで恋愛感情が左右されてしまうような神経質で線が細い男性は、イザ付き合えたとしても…けっこう面倒臭いはず…と、ぼくは思うのですが、いかがでしょう？