山田ゴメスのブログ
自称「料理上手」
とある女性向け恋愛系メディアで
『「この人料理ヘタそう…」と思われる自称・得意メニュー』
…みたいな内容の記事を目にしたことがあります。
ぼくも50歳を越えたあたりから料理をする機会が増え、昨今のコロナ騒動で、おのずと自炊率のアップにますます拍車がかかるいっぽうだったりします。
そして、そんな風に毎日料理をつくっていたら、
「本当に料理が得意なヒトとは、どんなヒトのことを言うんだろう?」
…なんてことを、わりと真剣に考えるようになりました。
ぼくの持論として、「本当に料理が得意なヒト」とは
「冷蔵庫にストックされた食材を余らせずにローテーションしながら、バラエティに富んだメニューを手際良くつくることができるヒト」
…のことで、味覚の鋭敏さ云々よりは、むしろ数学的な才能を要するのではないか、と思うんです。
したがって、(あくまで家庭料理の範囲内において)「料理が得意なヒト」は「得意料理」(といった概念)がないわけで、切実に「料理が得意」と相手へとアピールしたいのならば、「得意料理は?」と問われたとき、
「とくに…」
…と答えるのが正解なのかもしれません。
ちなみに、ぼくはまだとてもじゃないが「料理が得意」と吹聴できるほどの領域には達していないので、料理について尋ねられた際は、
「料理はできます」
「料理は好きです」
…くらいの控えめな答えにとどめています。
その腕前は結局のところ、自慢したい相手の眼前で、実戦をもって示すしかないのです。
ただ、丸ごと一匹の魚をちゃんと三枚におろしてさばけるヒトは、確実に「料理が上手い!」と感心しちゃいますけどね?