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山田ゴメスのブログ

「サバサバ女子」を自称するあなたに…

「サバサバ女子」なる言葉が、にわかちまたで流行りつつあるようです。
では、「サバサバ女子」とは、はたして「どんな女子」のことを言うのでしょう?

とある女性ファッション誌が運営するネットメディアには、

「物事に必要以上に執着せず、さっぱりした性格の女性のこと」

…とありました。さらに“注意事項”として、

「『無関心』や『冷たい』ということとは違います」

…とも追記されています。ちなみに、「サバサバ」のおそらく語源であろう「さばけている」の“類語”を調べてみると、前出の「さっぱりした」以外に「あっさりした」「さらりとした」「淡々とした」「ひょうひょうとした」「からっとした」「飾り気のない」…などのワードが並んでおりました。

どれもイマイチ具象性に欠ける、ふわっとした形容ばかりであり、ならば注目すべきなのは、やはり「物事に必要以上に執着せず」といったくだりになってくるわけですが…だとしたら、「物事に必要以上に執着しない女性」とは、一体どういう女性のことを言うのでしょう?

そもそも、自分のことを「サバサバした性格」と疑いもなく“診断”できる人っていうのは、裏を返せば、相当に「自分への執着=自己愛」が強い「ナルシスト」であって、「理想の私=サバサバ女子」を懸命に演じる際、前出の女性誌が「間違い」と指摘する「無関心」や「冷たさや」を、つい日々の演技へと不自然なかたちで取り入れてしまいがち…。

あなたの周りでも、そーいう感じのヒトって、たま〜にいませんか? いますよね(笑)? 「真性」のサバ女なら、出会ってからの段取りがあり得ないくらいスムーズに進行しそうですが、「自称」は我々男子とっても、じつにやっかい…な気がします。

そんなにも自分に無理を強いるなら、いっそぼくのように「自分はけっこう根に持つ、粘着質なネチネチ男子です」とでも公言しておいたほうが楽チンだと思うのですが(笑)…いかがでしょう?