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山田ゴメスのブログ

「ラーメンデート」はアリかナシか!?

かつて、ネット上で

「ラーメンデートの是非」

…について、ちょっとした論争が巻き起こったのを皆さんはご存じでしょうか?

ゴメス的には、

「ある程度の信頼関係が出来上がっているカップルならば、
デート場所がラーメンであれ牛丼であれ…全然アリ!」

…だと思うんですけど…その規模はともかくとして、一応

「論争」

…にまで発展しちゃったってことは…おそらく

「まだ信頼関係が出来上がっていない男女の初デート、
もしくはせいぜい2〜3回目のデートに限定して〜」

…ということだったのでしょう。

では、とりあえずここでは

「そういうことで!」

…と断定し、皆さまにもあらためて問い直してみることにします。

「初デートでラーメン屋はアリかナシか?」

まず、ぼくの個人的な意見を述べておきますと…それはさすがに

「ナシ!」

…なのかな…と。(※ただし、出会い系アプリなどで「趣味:ラーメン」をキーワードに盛り上がったうえで対面にまで至った男女は除く)

いや、なにもぼくは

「ラーメンはカジュアルすぎる」

…だとか、

「安上がりで貧乏くさい」

…なんてことを言っているのではありません。

単純に「ラーメン(屋)」だと、一緒に店内に居られる時間はどんなに粘っても30分くらい? 

しかも、その半分以上の時間は

「黙々とずるずる
ラーメンをすする行為」

…に費やされてしまいます。
つまり、「食事」という体(てい)の「デート」をしながら、おたがいの素性を探り合うのに、ラーメン屋は滞在時間の面で、単純に不向きなんですよ。

「美味しい!」

…と評される有名店がこうも日本全国に建ち並ぶ昨今において、「ラーメン」とは…「飲食店」というよりは、むしろ「野球観戦」や「温泉」に近い

「イベント」

…の域にまで達しているのではないでしょうか。

だから、「マニア」まではいかなくとも…そこそこラーメンが好きで、そこそこは信頼関係が築かれている──たとえば東京在住のカップルだったら、

「茨城県にある『◯◯』という、ネット上でも評判が高いラーメン屋まで
足を運び、
1時間以上並んでからやっとその “噂” のラーメンにありつく」

…のも全然アリだし、そんな「デート」は絶対に楽しいに違いありません。

そういえば…

「合コン経験三ケタ以上!」

…とうそぶく、とある某一流企業の派遣受付嬢から、

「待ち合わせ場所が、○○町にある有名な爆食系ラーメンの行列店で、そこに男女8人が40分ほど並んで、全員であのデカ盛りラーメンをきちんと完食してから、二次会のダイニングバーへと向かった合コンが、あまりに斬新で好印象だった」

…みたいな話を聞いたことがあります。

その彼女は「ラーメン合コン」の勝因を、以下のように分析しておりました。

・ 「行列ができる爆食系ラーメン店が一次会」という、まさにギリギリのラインを突いた意外性
(=合コン慣れしている女性を中途半端に高級なお店へ連れて行っても、大した爪痕は残せない)

・ 大行列に混じって長時間並んでいるときに会話がはずむ

・ 「行列ができる爆食系ラーメン店に一度は行ってみたい」と思っていながらも、一人あるいは同性同士ではなかなか店に入りづらいという女性は案外多い

・ 「大食感」をアピールできる
(=なんだかんだいって、女性はいっぱい食べる男性が好き)

・ 一次会で心底満腹になってしまうため、二次会は飲みに集中できる
(=予算的にもリーズナブルに済ますことができる)

なかなかにハイブローな

「合コンの戦略」

…だと、ひたすら感心するばかりなのですが、コレはあくまで百戦錬磨の

「猛者(もさ)同士」

…による高度な駆け引き──鬩(せめ)ぎ合いだったりするので、初心者のヒトが

「初デート」

…に応用するのは、ややデンジャラスすぎるのかもしれません?

やはり、最初のデートだけは…無難に

「洋モノ系のレストラン」

…あたりを提案するのが月並みではありますが、

「ベター」

…なのではないでしょうか?