山田ゴメスのブログ
敬語を崩すタイミング
合コンなどで初めて知り合った相手に、
「ねえちゃん(にいちゃん)…見るからにめっちゃエロそうやな〜!」
…などと、いきなり関西弁混じりの馴れ馴れしいセクハラ台詞を連発するのは論外ですが、いくら
「初対面だから」
…といっても、あまりに堅苦しい敬語を延々と多用続けるのも、それはそれでまた考えものなのではないでしょうか。
とくに「合コン」とかの…原則として
「限られた時間内で相手との距離を縮めなければ “次” はない?」
…といった「短期決戦」では、比較的早い段階で
「敬語を崩してフランクな空気を演出する」
…必要があります。
そういった
「敬語→タメ語」
…への移行を、いともアッサリさりげなく実践できる、先天的な才能に恵まれた
「コミュニケーション達者」
…なヒトたちは、たしかに少なからず実在します。
しかし、職場をはじめとするビジネス上での日々のやりとりのなか、どうしても生じてしまう上下関係に縛られ、プライベートにいたっても
「敬語を崩すタイミング」
…を図りかねてしまう…と、お悩みのヒトは、案外多いのかもしれません。
ぼくが仲良しの某女性コラムニストさんは、以下のような傾向がコミュニケーション中に生じたときこそが。
「敬語を崩す絶好のタイミング」
…だと指摘します。
1. 発言している時間が長くなる
2. 言葉が重なる
3. 特定の単語が何度も出てくる
4. 関連した単語も増える
5. 主観的な発言が増える
6. 語尾に「よ」や「よね」がつく
7. ユーモアを感じさせる発言が見られるようになる
8. 声が大きくなる
9. 話すスピードが速くなる
そんなときにこそ、すかさず
「部長のお勧めのお店、今度行ってみよう」(ひとり言を交ぜる)
「鈴木さんは、お酒は何を…」(文末を省略する)
「休み(休暇)はカレンダー(暦)通りですか…?」(漢字熟語を減らす)
「うわ、暑いっ! 外はまだ夏ですね」(リアクションで崩す)
…といったテクニックを駆使しつつ、じわじわと敬語率を減らしていくのがよろしい…とのこと。
もし、あなたの身近に
「どこで敬語をくずすべきかを図りかねている相手」
…がいるなら、ぜひ今日からでもすぐ↑をお試しいただきたい…と、ぼくは心底から願っております。
なぜ、「心底から〜」なんて切実なひと言を付け加えてまで、あえて「お試し」を促しているのかと申せば…
じつのところぼくは、もう20年近くの付き合いが続いている友人であるにもかかわらず、その彼の名前から
「〜さん」
…の敬称を取るタイミングを見失ってしまい、いまだ呼び捨てできないままという、苦い実体験が、まさに現在進行形なんですよ。
コレって、わりとキツいですから!
なので、皆さまにはぼくと同じ失敗を繰り返してほしくない…からこその
「心底からお試しいただきたい」
…なのであります。