長生きキャラ？

もう20年くらいは前の話でしょうか…
たまたま友人の結婚式で一緒のテーブルになった、
とある著名な（元）文筆業者で、最近は俳優とかをやっている某氏に

「ゴメスさんって…あと２年くらいで
死んじゃいそうな雰囲気があるよね」

…なんてことを言われたことがあります。

まったくもって人を当惑させるだけの

「意味不明な発言」

…でしかなかったのですが（笑）、あらためて振り返るに…
そのころのぼくは、どこか「刹那的」というか、

「生き急いだオーラ」

…を発していた──正確な表現をすれば、

「生き急いだオーラを頑張って出そうとしていた」

…のかもしれません。

結局のところ…その某氏の予言は、現時点で

「見事に外れちゃっている」

…わけなんですけど（笑）…ここ数年はよく、会った人会った人から

「ゴメスさんって…小さな病気を繰り返して、
まわりにいっぱい迷惑かけながら100歳くらいまで生きそうですよね」

…なんてことを言われたりします。いわゆる

「長生きキャラ」

…ってやつですね。

最初こそ不本意ゆえ露骨に機嫌を損ねてもいましたが…ここ数年は、

「それもちょっとアリかな？」

…などと、じわじわ…ではあるものの、気に入りはじめている自分もいるのです。

だって、大なり小なり

「他人にかける迷惑」

…こそがそのヒトの

「人生の軌跡」

…なんだとすれば、かけた迷惑が多ければ多いほど、そのヒトの人生は

「特異性」

…を増し、周囲の記憶に、より深く刻まれていくわけですから…？？？